姫路城の東側に、古い町家が点々と残る野里のまちがある。
かつて商人や職人たちが暮らした野里街道。細い道を歩いていると、瓦屋根や格子戸の家々に交じって、ふと懐かしい看板が目に入ります。
「酒・ビール たぐち酒店」。
明治33年に建てられた建物で、当時は江戸時代から続いた油商でした。
その後、油商から酒屋に業態を変えて、昔からの建物で今も営業を続けています。
姫路市鍵町にある、昔ながらの酒屋。野里街道の入口に位置し、今もこの町の風景の一部として店を構えています。

たぐち酒店があるのは、野里街道の南の入口にあたる「鍵町」。
この町の名は、道が鉤のように折れていたことに由来するといわれ、古くから姫路城下の町人町のひとつとして続いてきました。
野里街道を北へ歩けば、今も古い町家がところどころに残ります。かつてここは、商人や職人が行き交い、但馬へと向かう人々も通った道でした。
そんな街道の入口にある、昔ながらの酒屋。
昔からずっとそこにある看板やお店を見て歩くのも、野里街道を歩く楽しみのひとつです。
たぐち酒店
:兵庫県姫路市鍵町11
:079-222-0335
9:00〜8:00、日曜定休
※店舗情報は取材時点のものです

